校長室からのメッセージ

73.文化祭(14)

  
  
  
文化祭での茶道部のお茶体験に行ってきました。例年なら部員の生徒さんにお茶をたててもらって、
いただくのですが、コロナ禍なので、どうやって作るかを教えていただいて、自分で茶筅でまぜてお茶を
作るというものでした。その過程の中、茶碗の表と裏の話や2回左に回して3回に分けて飲むとかの作法に
ついても学びました。まず、生徒さんの立てるのを見て、自分のお茶のもとを配膳してもらって、お湯を
入れてもらって、それから茶筅で混ぜるという作業になります。これだけのメニューは何分かかると思いますか?
約30分の正座により、全員もれなく足がしびれてしまって、動けなくなってしまいました。
そのおかげで、茶器や道具で季節を表すとか、わびさびを表すというような独特な世界観についても学びました。
「瀧」という字の掛け軸の縦1本を長くすることで水流の多さを示し、リンドウの花で日本という場所を示す。
それらトータルで「涼感」を表す。茶碗には秋祭りの柄が・・・。なんとも謎かけのような大喜利のようなそんな
感じがしました。