校長室からのメッセージ

平成28年度 3学期終業式

 おはようございます。
 この歳になると悲しいことですが、知人や友人との突然の別れを経験する機会が増えてきます。この2月、3月にも本校の木田先生や毎年2回酒を酌み交わす仲間が他界しました。そんな時、頭に思い浮かぶのが、「あなたが何となく過ごした今日は、昨日誰かがあれほど生きたいと願った明日。」という言葉です。誰かはいつか自分自身にも当てはまります。ただ何気ない、平凡な一日でも人によっては全く価値が違います。こんなことを言うと、一日も無駄にしてはいけないのだ、とか、かけがえのない一日を我々は生きているんだ、とその時は思うのですが、私自身も凡人であるので、すぐに忘れてしまいます。
 これまで皆さんに色んなお話をしてきましたが、このように話しできるのも今日が最後になります。私自身、この3月31日に38年間の教員生活にピリオドを打ちますが、今いえるのは、失敗もありましたが、私なりに一所懸命に頑張ってきた事だと思っています。皆さんに、次の事を伝えて、終業式の挨拶と共に私のお別れの言葉にしたいと思います。
 「過去は変えられない、未来はまだない、だから今をどう生きるかが大切」今この時間は、こうしている間にも過ぎ去り過去となっていきます。だから今を大切に生きること、その積み重ねが未来を創っていくということ。
 4月7日には君たちの後輩、320名が入学してきます。港高校の先輩として彼等の見本となる生き方、言動を行ってほしいと願っています。今年度の締め括りと、新しい学年への目標を明確にし、頑張ってください。 もう一度、表現をかえて伝えます。「過去を受け止め、今を一所懸命に生きて、未来を切り開け!」
 以上です。