校長室からのメッセージ

パラリンピックが開幕しました

リオデジャネイロでオリンピックに続き、パラリンピックが開催されました。12日間の開催日程で22競技528種目が実施されます。日本からは17競技に132名が参加し熱戦が繰り広げられます。パラリンピックの原点は、第2次世界大戦で負傷した兵士のスポーツを通じたリハビリに端を発するようですが、英国の病院で開かれた車いすのアーチェリー大会が始まりで、その後ローマで開催された大会が後に第1回パラリンピックと呼ばれるようになったようです。ローマ大会では、8競技だったものが、本大会(第15回)では、22競技に拡大しています。リハビリテーションとして始まった大会が今では競技性が非常に高いものとなっています。両足が義足の陸上400mの選手がオリンピック準決勝に進出したり、右足が義足の走り幅跳びの選手がリオオリンピックの金メダルに相当する自己記録を持つなど、装具の進歩により義足が有利に働くのではないかとの議論を巻き起こしました。4年後の東京オリンピック・パラリンピックでは、障がいの有る無しや性別、年齢などの違いにかかわらず、一人ひとりが活躍できる成熟した社会の実現が求められています。 テレビでも競技が放映されます。パラアスリートの活躍もしっかりと応援したいと思います。