校長室からのメッセージ

始業式の話

4月8日新年度新学期がスタートしました。始業式では、2,3年生に当日の読売新聞朝刊の「編集手帳」から記事の一部を引用してお話しました。

今日、新しい学年になり、3年生はいよいよ進路選択、決定の年となる。いつも年度初めの始業式では、夢や目標を持つことの話をしてきましたが、今回は少し方向を変えてお話します。

失敗して何かをダメにしてしまったとき「おしゃかになった」という。今日4月8日は釈迦の誕生日、一説ではこの日に由来する言葉らしい。細工職人が溶接する時に火を強くし過ぎて失敗してしまい「あっ、火が強かった」と、下町では「ひ」を「し」と発音することがあり、「日が沈む」を「しがしずむ」と言ったりする。「しがつよかった」が「しがつようか」4月8日になったとも言われているらしい。失敗は誰にでもある。その失敗をどう次に生かすかが大切である。吉野弘さんの詩に「あやまち」というのがある。「日々を過ごす、日々を過(あやま)つは一つことか」こうしたら良かったな、あの時こうしておけばよかったなど、後になって悔んだり、後悔したりするもの。この1年、毎日毎日を大切に計画的に過ごしてほしいと思います。