48.体育祭(3)
昼休み前に応援合戦がありました。ここ2年は、コロナ禍の中で、どうしても縮小していかなければ
なりませんでした。当然、感染リスクだけを考えるのであれば、体育祭自体をやらないことが一番です。
中途半端にやるよりは、やらないほうがより安全であろうという考えは間違えではありません。むしろ
正解だと思います。少人数で、時間短縮で、準備期間もほとんどないし、今年は8~9月のところで
コロナによる休校がピークに来たこともあって予定すら立たないという年でした。「それでもやりたい」
という生徒の思いに対して、「どうすればかなえられる?」という先生方の思いがあってこそできたと
思います。係りの先生をはじめ、かかわった先生方、本当にご苦労様でした。
応援団の皆さんは、応援団以外の生徒の皆さんのおかげで、楽しませてもらいました。応援団以外の
生徒の皆さんは、応援団の皆さんの素晴らしい演技を見せてもらって、楽しませてもらいました。
そして、部活動の生徒の皆さんのおかげで、準備をはじめとして、競技も道具も何もかも準備をして
もらえました。実はそれがないと物理的に体育祭は、開催できないですね。部活動の生徒の皆さんは
部活動の生徒以外の生徒の皆さんが、笑顔で競技をしたり楽しそうにしているのを見たら何か満足感が
ありませんでしたか。
いろんな立場の人がみんな感謝できたらいいと思います。団長をはじめ団員の人は、演技の終わりに、
大きな声で「ありがとうございました」と言います。すごくいいことだし、迫力もあり心もこもっている。
では、その「ありがとう」という感謝は、何に対してのものだったのか、「演技を見てもらってありがとう」
それだけではないでしょう。時間がたつと忘れてしまうので、今考えてみてください。答えはそれぞれで違う
と思いますが、しっかりとわかってくれていると思います。みんなよく頑張りました。ご苦労様でした。