校長室からのメッセージ

1学期 終業式 でのお話

おおはようございます。明日から32日間の夏休みになります。 自分の生活を振り返り時間を有効に使ってもらいたいと思います。 生活の中でスマホに依存している時間、SNS や Twitter に費やしている時間を是非見直してください。機械に使われるのではなく、機械を使いこなす人間になってください。

昨日、「芥川賞」「直木賞」の受賞発表がありました。 両賞は毎年2回、7月と1月に受賞発表があり、今回、芥川賞は 村田 沙耶香 さんの「コンビニ人間」、直木賞は 荻原 浩 さんの「海の見える理髪店」が 受賞しました。昨年の終業式でもお笑いコンビ、ピースの 又吉 直樹さんが「火花」で受賞された話をしたと思います。その又吉さんが「夜を乗り越える」という著書の中で、このように書かれています。「なぜ本を読むのか? 僕みたいなもんが、学生時代ぜんぜん勉強もできなかった人間が、本を読み、たくさんの言葉に出会い今日まで生きてきました。本は賢い人達だけにあるものではありません。明日からバンドをやろうという人や芸人をやろうという人が読んでもいいものです。むしろ、彼らとの方がめちゃくちゃ相性がいいものです。かたやパンクスも芸人も、本なんて賢いやつらのもので自分には必要ないものだと思っています。いやいや、あなた達と同じようなやつの、どうしようもないことも書いてるのになと思うんです・・・」と また、今日の朝刊、日本文学振興会の全紙広告に「人生に文学を!」というのがありました。紹介しておきます。

「人生に文学を! 文学を知らなければ、目に見えるものしか見えないじゃないか、文学を知らなければ、どうやって人生を想像するのだ(アニメか?) 読むことは想像することである。世の不条理、人の弱さ、魂の気高さ、生命の尊さ、男の落胆、女の嘘、行ったこともない街、過ぎ去った栄光、抱いたこともない希望、想像しなければ、目に見えるものしか知りようがない。想像しなければ、自ら思い描く人生しか選びようがない。そんなの嘘だね、つまらないじゃないか。 繰り返す。人生に文学を!

皆さん、是非この夏休み、人生を豊かにするために、本を読んでください。「本を買うのにお金がいるやん」と思っている人、学校の図書館や市町村の図書館は無料です。新刊を含め実に多くの様々な本が眠っています。是非、本を読みましょう!

以上です。