校長室からのメッセージ

思いやり、ルールとマナー

 昨年末の出来事です。 地下鉄弁天町駅の上りエスカレーターで、エスカレーターに乗ろうとしていた高齢の女性が蹴つまずいて転倒しそのまま上がってきたのを介助、手助けした生徒が4名います。1年生の女子生徒2名と3年生の男子生徒1名、女子生徒1名の人たちです。 女性はとても感激されたようで、港高校の生徒であることが後で分かり、1月末にお礼のお電話が学校にあり、是非お礼が言いたいということで、翌日わざわざ学校に訪ねて見えられました。 昨年は、これ以外に2度、港高校の生徒の行為に対してお礼のお言葉や感謝の訪問を受けました。 私としてもとても嬉しく思いました。 しかし、それとは反対に苦情やお叱りのお電話を頂くこともあります。 もちろん港の生徒でない場合もありますが、本校生の場合もあり心が痛みます。 たいていの内容は、ルールやマナーについてです。 学校への行き帰り、一度自分自身の行動を客観的に振り返ってみてください。自分自身何とも思っていないこと、思っていなかったことが、実は他の人に迷惑を掛けていたり、不快に思われていたということもあります。 自転車での交通ルールやマナー違反、満員電車でのリュックサックを肩にかけたままでの乗車や携帯操作、歩きスマホなど、高校生だけでなく大人でもよく目にする光景です。 また、お年寄りや妊婦さん、身体の不自由な人、困っている人や病気や怪我で体調が悪い人に出会ったとき、勇気をもって当たり前に行動(対応)できる皆さんであってほしいと願っています。