部活動

【男子バスケ部】 選手権大会報告3

9月23日(木) 2回戦

港 60-78 吹田高校

能力の高い3人のスコアラーを擁する相手との1戦。

港は前日にようやくキャプテンが戻ってきたものの、長期の外出制限の中でトレーニングもままならず、本来の力とは程遠い中で、「いつもの頼れるキャプテンになるのは3回戦から。今日はみんなでキャプテンを支えて戦おう」と臨みました。

出だしで相手の3人にそれぞれ少しプレイさせてしまって先行されますが、その後しっかりアジャストし、第2クォーター中盤につかまえます。しかし、少しマークが甘くなったタイミングを逃さずに相手シューターに仕事をされ、7点ビハインドで後半へ。

こちらが上回っている部分も多く、総合力は互角ながら、「イヤな7点差」でした。また、従来キャプテンのPGを軸にディフェンスからの速攻を武器にしていたのが、試合ブランクの後にそのキャプテンを欠いて1回戦を戦った影響からか、1本もそれが出せていないのが不安材料でした。

後半開始早々、こちらのミスから点差を2桁に乗せられ、じわじわと後手に回ってしまいました。港のしつこいディフェンスに相手は2人が足をつって退場するも、それでもなかなか手の届く3ゴール差まで縮まらない点差に、次第にこちらの焦りからのミスも増えてしまいました。第4クォーターにはキャプテンとフォワードのビッグマンが相次いで5反則退場となり、最後は18点差での敗退となりました。

万全の状態でなかったことは言い訳にしたくありません。いいところも、悪いところも、今ある力をすべて出し切った結果でした。

思えば1年前の棄権敗退から、本当に苦しい1年間を、3年生はよく下を向かずに乗り越えてきました。そこには、この夏も頻繁に顔を出してくれた先輩たちや、応援してくださっ方々の支えも大きかったと思います。

キャプテンが学校に戻ってきた日、事情を知る多くの級友や他学年の先生方までが、「お帰り!」「明日頑張って」と声をかけてくださったのは、この3年生の頑張っている姿がそれだけ認められていた証だと思います。

「強いチーム」としての結果を残すことは、残念ながらできませんでしたが、「応援してもらえるチーム」であったことに胸を張り、また、心から感謝したいと思います。

3年生が抜けた新チームは、厳しい出発になります。試合後のミーティングで1・2年生が流した涙を、次への原動力として、港高校男子バスケットボール部の新しい挑戦がまた始まります。

今後とも、応援してくださいますよう、よろしくお願いします!