校長室からのメッセージ

中間考査が始まりました

 1月以上も更新ができずに申し訳なく思います。

 今日から中間考査が始まりました。 2年生の皆さんには、試験が終われば楽しい修学旅行が待っています。また、高校生活の折り返し地点でもあります。 なんとなく浮き浮きした気を引き締めて試験に臨んでください。 3年生には、残す学校生活も実質4ヶ月を切りました。 進路が決まった人もいますが、これからが本番になってきます。苦しいときですが頑張ってください。 進路が決定した人は、決して油断をせず、残りの学校生活が充実したものになるよう、試験にも真剣に取り組んでもらいたいと思います。 1年生は、3度目の定期考査、3度目の正直という言葉があるように、これまでの反省を踏まえて全力で臨んでほしいと思います。

 さて、皆さんも知ってのとおり、昨日は大村智氏がノーベル生理学・医学賞に、本日は梶田隆章氏が同物理学賞を受賞されるという嬉しいニュースが連続しました。 大村氏は微生物の研究でアフリカや中南米に多い寄生虫病(オンコセルカ症【河川盲目症】)などの特効薬(イベルメクチン)の開発をし何億人もの人を失明から救いました。 また、梶田氏は物質の究極の姿である素粒子の中でも多くの謎が残る「ニュートリノ」に質量があることを突き止め、これまでの定説を覆しました。このことは宇宙や物質の成り立ちなど万物の理論に見直しを図る画期的なデータとなったそうです。 お二人の受賞分野は異なりますが、其々の研究において長年に渡る地道な探究心と飽くなき追求が実を結んだ結果です。 お二人の功績、精神と努力、そしてその生き方に大いに学びたいと思います。